『H.M.S. Pinafore(ピナフォア号)』は、イギリスの作曲家サリヴァンと台本作家ギルバートによる喜歌劇(オペレッタ)です。
海軍の軍艦「ピナフォア号」を舞台に、艦長の娘ジョセフィーヌと一般水夫ラルフの身分違いの恋を、ユーモアと風刺たっぷりに描いた作品です。
あらすじのざっくり紹介
ジョセフィーヌは、父が勧める大臣との結婚に気持ちが乗らず、身分の低い水夫ラルフを密かに愛しています。
しかし、自分の立場を考えてラルフの求婚をいったん拒絶し、「もし自分がもっと身分の低い娘だったら…」と苦しみます。
ラルフはジョセフィーヌに拒まれ、彼女の望みどおり身を引こうと決意しますが、深く落ち込みます。
それでも仲間たちに励まされ、最後にはある“身分の逆転”が明らかになり、ふたりの恋は意外な形で決着していきます。
※詳しい歌詞はこちらの英語サイトにまとまっています(英語):H.M.S. Pinafore by Gilbert and Sullivan(Genius)
私が好きなナンバー「Refrain, audacious tar」
「Refrain, audacious tar」は、一般水夫ラルフの求婚をジョセフィーヌが拒む場面に登場します。
ラルフへの想いと、身分の差に縛られた彼女の葛藤が、言葉と音楽の両方にぎゅっと詰まっているところが好きです。
昔は辞書を引きながら歌詞を追っても、ニュアンスが分からずモヤモヤしていました。
今は翻訳ツールの助けも借りながら、ようやく「ジョセフィーヌの心の揺れ」が自分なりに理解できるようになってきた気がします。
このオペレッタの話、誰も語る人がいなくてさみしいです…。
オタクパワー全開!!
ちなみに、私が『H.M.S. Pinafore』を知ったきっかけは、映画『英国万歳! (The Madness of King George)』(1994年)でした。
