実家ワンコ御歳18歳が犬用整体を受けています。
最近ワンコが大分弱ってきているので、お世話するのと顔を見るのとで毎週末帰っています。
その時に母が
「固形のカリカリが食べれなくなったのでふやかして食べさせる方法を知らないか」
と聞いてきたので、
「整体師さんに聞いたら。色々詳しそうやし。」
と返したら、
「あの人は正しい事ばかり言うのでしんどくなる。」
と言っていました。
父親の最後の時もそうでしたが、医療関係の方はやはり仕事上、
「もっと高カロリーの物を」
「マッサージを」
「血圧が高いのでこう対処した方が良い」
「お酒は絶対にだめ」
など色々教えてくださったり、指導してくださったりします。
ただその後の父に余命のことを鑑みると、安いお酒での晩酌が楽しみだった父のその楽しみを禁止してまで少しでも寿命を伸ばす?ことはメリットよりデメリットの方が大きかったと後悔しています。
父の介護期間中に看護師でありお坊さんである方の本を読んだのですが、台湾には寿命の最後の時期が近づいたらお坊さんが見てくださって、寿命の最後に向かっていることについて
「大丈夫です。全て順調に進んでいます。」
と声がけをしてくださる、ということを知りました。
寿命の最後になるとやはり人間の身体の機能に色々不調が出てくるので、それに初めて対処する家族はやはり家族であるからこそとても心を痛めるので、そういう声がけをもらえれば看取りをする方もずいぶん心が楽になるだろうと感じました。
ワンコの介護をしている母も、弱っていく愛犬を見ているだけでも精神的に辛いところに、医療的な正論を言われて参っているようだったので、父親のときの最後の時の話をしました。
ずっと介護していると周りが見えなくなるので、父親の時と違って今は実家から離れて距離を置いておけているので見えるものもあるのだなと思いました。
それを思うと、全国で在宅で介護されている方たちも少し介護から離れる時間が取れるシステムがあればいいな、と感じました。

