博多織と線の世界

座る猫 着物

着付け教室で自分の持っている伊達締めが「博多織」だと知る

着付け教室をやっと再開しました。(また一からスタートです。)

教室で先生と伊達締め(長襦袢を締める細い帯)について話していた時に、

私が

「この帯不思議なんです。真ん中(お腹にあたるところ)は固いのに、結ぶところはすごく柔らかいんです。」

と前々から不思議に思っていたことを伝えました。

先生が、その伊達締めが「博多織」ということと、もとはすごくかたい織物だということを教えてくれました。

きちんと作られているものはすごくよくできているなぁと感心した出来事でした。(母が40年くらい前に使用していたものなのでシミがついているけど…。)

博多織

博多織について

1976年に国の伝統工芸品に指定されています。

博多といえば黒田家!

黒田長政が江戸幕府に献上したことで全国的に有名になったそうです。

私は司馬遼太郎の『太閤記』が好きで、めちゃくちゃ優等生な感じだった黒田官兵衛が、如水になってからのはっちゃけっぷりが好きでした。(『播磨灘物語』のほうの話かも。)

職場の人の九州旅行土産で「如水庵」のお菓子をもらったときにはひとり興奮したものです。

ちなみに今年熊本に墓参りに帰った時に、熊本の「朝鮮飴」というお菓子を初めて知りました。

加藤清正が朝鮮出兵のときにもっていったのでその名前が付いたそうです。

母(熊本出身)「昔からあるで。あんま好きじゃない。」

姉「なんでも加藤清正やな~。」

とちょっとディスられていたけれど、餅好きの私はどちらのお菓子もめっちゃ好きです。

(九州ってお餅系のお菓子多くないですか?幸せです。)

お餅系お菓子といえば、母が毎年松江にテニス遠征の際に買ってきてくれる、すごくお上品な「彩雲堂」さんの「若草」。

こちらも美味です。

なんか織物の話からお菓子の話に変わってしまいました。

最近歳をとったせいか、歴史の流れを知ることがすごく面白いです。

点で存在するものは存在せずに、すべて過去から繋がっていると思うとすごく人生が楽しいです。

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